だらよ/だらよ3※の感想の様な
自転車創業さんの
「そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ」(以下だらよ)
「そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ3 ※この世界で2の発売予定はありません。」(以下だらよ3※)
の感想、のような。のような
私は普段、感想とか感想とかを書くタイプの人類ではないのですが、ちょっと成仏してもらわないと困る訳で、出力して行こうかと思いました訳で。
当然ですがネタバレを含みます
未プレイの良い子は今すぐamazonとかさんげっとに行って買ってくるんだ。前作未プレイならそっちも買ってくるんだ。ロストカラーズはメロンブックスで買うのがお勧めだ。
constexpr variantの限界:自分版
Variant
型安全Union
関数型風にいうと直和型
例えばVariant<int,double,string>であればint,double,stringの内どれかの値が入っている
複数の型のうちの一つを入れることができる型
variantはとても便利な機能だ。C++の標準にもこれと似たものを入れようという動きがある。それだけこの機能が求められているということであろう
それだけ求められているvariantである。やはりconstexprに対応させたい。させるべきである。そう考えるのは人間の道理である。
しかしこのクラスにはoperator=が実装されていない。実装できなかったのだ
variant a(3),b(string("ABC")); a=b;
このような時、プログラムはどのように動くべきであろうか
何らかの方法で3の値を安全に破棄し、『何らかの方法でstring()を構築して』ABCを代入する
と言ったところであろう
実行時であればplacement newを用いて3があったメモリ上にstringを構築するであろう
しかし、それはコンパイル時にはできないことなのだ。コンパイル時にnewを行うことはできない
故にstringを構築できず、故にoperator=を実装することができないのである
故に、完全なconstexpr variantを作ることができなかったのである。私は
さぁ、私でないあなた。今すぐC++を立ち上げよう。この問題を解決しよう
2^n - 1 を素因数分解した結果一覧
http://melpon.org/wandbox/permlink/UPjHWBam24a75P9U
2^1-1 ,3
2^2-1 ,7
2^3-1 ,3,5
2^4-1 ,31
2^5-1 ,3,3,7
2^6-1 ,127
2^7-1 ,3,5,17
2^8-1 ,7,73
2^9-1 ,3,11,31
2^10-1 ,23,89
2^11-1 ,3,3,5,7,13
2^12-1 ,8191
2^13-1 ,3,43,127
2^14-1 ,7,31,151
2^15-1 ,3,5,17,257
2^16-1 ,131071
2^17-1 ,3,3,3,7,19,73
2^18-1 ,524287
2^19-1 ,3,5,5,11,31,41
2^20-1 ,7,7,127,337
2^21-1 ,3,23,89,683
2^22-1 ,47,178481
2^23-1 ,3,3,5,7,13,17,241
2^24-1 ,31,601,1801
2^25-1 ,3,2731,8191
2^26-1 ,7,73,262657
2^27-1 ,3,5,29,43,113,127
2^28-1 ,233,1103,2089
2^29-1 ,3,3,7,11,31,151,331
2^30-1 ,2147483647
2^31-1 ,3,5,17,257,65537
2^32-1 ,7,23,89,599479
2^33-1 ,3,43691,131071
2^34-1 ,31,71,127,122921
2^35-1 ,3,3,3,5,7,13,19,37,73,109
2^36-1 ,223,616318177
2^37-1 ,3,174763,524287
2^38-1 ,7,79,8191,121369
2^39-1 ,3,5,5,11,17,31,41,61681
2^40-1 ,13367,164511353
2^41-1 ,3,3,7,7,43,127,337,5419
2^42-1 ,431,9719,2099863
2^43-1 ,3,5,23,89,397,683,2113
2^44-1 ,7,31,73,151,631,23311
2^45-1 ,3,47,178481,2796203
2^46-1 ,2351,4513,13264529
2^47-1 ,3,3,5,7,13,17,97,241,257,673
mod [2^n - 1] は(比較的)高速に計算することができる
mod [2^n + 1]も何となく高速に計算できそうな気がするんだけれどとくに方法が思いつかない
stateful constexpr Counter/CompiletimeTypeID
stateful constexprとは?という問題についてはまずこの辺りを見ていただきたい
C++のconstexprは参照透明とは限らない - 魂をC++に捧げよ
本の虫: constexprで非定数式の状態を保持
このように書かれるたびに(≠呼び出されるたび)違う値を返すconstexpr関数を実装することができる
これが本当にconstexprなのか?といわれると怪しいが
元の記事では32から0までflagが立てられているものを探していく、という実装である
しかし、この実装では当然32以上のものは作れないので1から数え上げていく方法に変えた
ついでにTypeIDを実装した
これによりUnique関数のオーダーがO(NlogN)に下がるだろう
[Wandbox]三へ( へ՞ਊ ՞)へ ハッハッ
無限ループをオーバーロードで無限ループをはじいている
非constexpr文脈内でconstexpr関数をコンパイル時評価したような気分になる方法
どうやら本日学生生活最終日らしいです。不思議
std::cout<<log(42);
このような場合logがconstexpr関数であってもコンパイル時に評価されない
constexpr関数はconstexprな文脈でのみ呼び出されからだ。上記はconstexpr文脈ではない
よってlogをコンパイル時に評価したい場合constexprな文脈で呼び出す必要がある
例えば以下の通りだ
constexpr auto a=log(42);//コンパイル時に処理される std::cout<<a;
このプログラムは以下と同等に動くことが期待される
std::cout<<3.73767;
しかしこれはだるい。なのでこんなマクロを作ってみた
#define MACRO(expr) ([]{constexpr auto a=(expr);return a;}())
これを使うとconstexpr呼び出ししたような気分になれる。気分?気分
以下のようになるはずだ
std::cout<<MACRO(log(42));
↓
std::cout<<[]{constexpr auto a=log(42);return a;}();
std::cout<<[]{return 3.73767;}();
最後は関数がinline展開されて
std::cout<<3.73767;
となるはずだ。コンパイラの最適化が十分に働いてくれれば
[Wandbox]三へ( へ՞ਊ ՞)へ ハッハッ
この場合だとマクロを使わずベタに書いている場合0.75秒かかっているのに対し
マクロ版は0.09秒で計算を終えている
ただし、コンパイラ最適化を強くした場合
[Wandbox]三へ( へ՞ਊ ՞)へ ハッハッ
両者ほとんど変わらない数値を出している。人生大体コンパイラがどうにかしてくれる。コンパイラに母性を求める日も近い
C++コードを投げるとアセンブラを投げ返すハイテックなオンラインサービス
最近聞いたいい話
Compiler Explorer
タイトルの通りC++のコードを打ち込むとアセンブラで返してくれる
ちなみにそのままC++11/14なコードを打ってもコンパイルエラーとなる
コンパイラオプションは適当に[Wandbox]三へ( へ՞ਊ ՞)へ ハッハッとかから必要そうなところを切り抜いてもってこよう
ところでこういうサービスもオンラインコンパイラと呼んでいいのだろうか
例
- std=gnu++1y -O2 -march=native
@Fuyutsubaki http://t.co/F4iRJPPev9 こういうのがありますよ。
— yoh (@yohhoy) 2015, 3月 2
yoh on Twitter: "@Fuyutsubaki http://t.co/F4iRJPPev9 こういうのがありますよ。"
神と腹痛と科学
諸君お気づきであろうか?神や真理というのは病める時も健やかな時も我々の理と無関係に在るのである
先日腹痛に見舞われた。正露丸の瓶は空であった
幸い自宅であったため好きなだけトイレの住人と化すことはできたのだが、私は襲い来る痛みの波をただただ耐えるほかなかったのである
腹痛というのは内臓痛であり、外傷などによって引き起こされる痛みとはプロセスが異なる。格闘家でも腹痛は耐え難い痛みであると聞く。つまりとても痛い
正露丸はない。科学は私を見放した
私は腹部を出来る限り温め、チャント*1を唱え、神に祈った
するとだんだんと腹痛が引いていくではないか
私は精神を持ち直た。神のことは忘れた
これでも私は一応科学を修めた人間である。ゆえに似非科学というのは鼻で笑うような対象であると考えている
しかし、もしも腹痛下、トイレにたまたま「おなかに効くお地蔵」がいたらどうしただろうか
多分拝んだと思う。拝み倒したと思う。現に神に祈ったし
今回は腹痛であったが、これがもし癌であったら私はどうしたであろうか
療法(正露丸)は尽きた。そしてがんが治る水なる怪しげなものを売りつける輩が来た
恐らく私はその水をがぶ飲みするだろう。私は腹痛で神に祈る人間である。私はその似非科学を使うだろう。普段であれば鼻で笑ったその水を
そんな時も神や科学と言ったものは、私とは無関係に在る
病める時は科学を忘れ神に祈り、健やかな時は神を忘れ科学を信じ。
もしかすると、そんな私を神や科学はどこかで見下ろしているかもしれない。それはさすがに自意識過剰か
私という人間は痛いだ熱いだ苦しいだで真理というものを容易に失うが、それでも科学や神は在って
私という人間は病める時の言うことはあてにならず、ゆえに健やかな時も言うことはあてにならず、私という人間と無関係に神や科学はあるのです
当たり前のようであたりまえな話
*1:イタイノイタイノトンデイケ